唐津市と「地震災害時等の漏水調査技術員の派遣に関する協定」を締結
全国漏水調査協会(事務局:東京都、会長:秋山博和)は、令和7年2月20日、佐賀県唐津市と「地震災害時等の漏水調査技術員の派遣に関する協定」を締結いたしました。本協定は、大規模地震災害等が発生し、市内の管路施設が甚大な被害を受けた際に、当協会が漏水調査技術員を迅速に派遣し、応急復旧を支援することを目的としております。

《左から峰市長、全国漏水調査協会 秋山博和会長》
唐津市は、全国的にインフラの老朽化が課題となる中、1937年製の水道管も現役で使用されており、災害時の水道インフラの脆弱性が懸念されていました。この度の協定締結により、有事の際には、当協会に加盟する全国27社の事業者から、独自の漏水調査資格を持つ約470名の技術者が唐津市に優先的に派遣される体制が整い、市民の皆様への安心・安全な水の供給と、迅速な復旧・復興に大きく寄与できるものと期待しております。
本協定は、当協会が自治体と締結する災害協定としては全国で5例目、佐賀県内では初めての事例となります。2016年4月の熊本地震以降、当協会は災害時における専門技術者派遣の重要性を強く認識し、全国の自治体との連携強化に努めてまいりました。今回の唐津市との協定締結は、当協会の理事であり、コスモリサーチ社(福岡市)の築山邦弘社長が唐津市出身である縁も後押しとなり、実現に至りました。
締結式において、秋山博和会長は「上水道の老朽化は全国的な問題となっており、市民生活の安全確保、有事の際の迅速な復興に寄与したい」と述べました。また、峰達郎唐津市長からは「大きな管路で漏水があれば、道路陥没など二次災害も考えられる。災害に強いまちづくりに一歩前進できた」との期待が寄せられました。
全国漏水調査協会は、今後も全国の自治体との連携を強化し、災害に強い社会の実現に向け、その専門技術と経験を最大限に活かしてまいります。
本件に関するお問い合わせ先:
全国漏水調査協会 事務局 03-5275-3680
関連情報
唐津市公式ウェブサイト: 地震災害時の漏水調査技術員の派遣に関する協定締結式
佐賀新聞 電子版: 災害時素早く水道復旧 唐津市と全国漏水調査協会が協定
株式会社コスモリサーチ:https://www.cosmo-r.jp/